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2007年10月02日

生命の水スコッチ・ウイスキー


スコッチ・ウイスキーとは…。

ピートで褐色に輝く水(アベラワー蒸溜所)
スコッチ・ウイスキー (Scotch whisky) は、英国スコットランドで製造されるウイスキーである。中世にアイルランドより製法が伝えられたとされ、ピートによる独特の香りがある。スコットランドの法律では、「大麦麦芽の酵素によって糖化させた穀類の糖化液を、スコットランド内で蒸留し、木製の樽で最低3年間保税倉庫にねかせて熟成させたもの」と定義されている(#法による定義)。一般に流通し消費者が手にすることができるボトルは、ブレンデッド・ウイスキーメーカーが販売するもの、ヴァッテドモルト・ウィスキーメーカーが販売するもの、蒸留所が販売[1]するシングル・モルト・ウイスキー、蒸留所から原酒を買い付けた瓶詰業者が販売するもの、の4種に大別される。

法による定義
1990年のスコッチ・ウイスキー政令(The Scotch Whisky Order 1990)第3条による定義は、以下の要件を満たしたウイスキーとしている。

スコットランドの蒸留所で作られ、大麦麦芽と水のみを原料とし(全粒ならば他の穀物を加えてもよい)、その蒸留所内にてマッシュされ、発酵基質は細胞の同化作用による酵素系に限り、発酵時に加えることができるのは酵母(イースト)のみであること
蒸留によって大麦麦芽の香りと風味を損なわないよう、アルコール度数は94.8%未満であること。また第4条は下限を40%と定めている。
スコットランドの消費税保税倉庫に3年以上寝かせること。樽は700リットル以下のオーク材でなければならない。保税倉庫については倉庫#倉庫業の内容を参照せよ。
原料の色・香り・味を保っていること。
添加が許されるのは、水および色づけのためのキャラメルのみであること。
以上の規定を満たしたウイスキーだけがスコッチ・ウイスキーを名乗ることを許されるが、むろんこれはイギリス国内だけで有効な規定である。


歴史
生命の水
ウイスキーの語源は、アイルランド語の「ウシュク・ベーハー (uisge beatha) 」、「生命の水」という意味である。ラテン語では「アクア・ウィータエ (aqua vitae) 」である。はじめは薬として利用されていたことから、この名で呼ばれたと考えられる。中世の錬金術研究の副産物として蒸留酒が発見されたと考えられる。1172年、ヘンリー2世がアイルランドに侵攻した時に、農民達がウスケボー(ウシュク・ベーハー)を飲んでいたという記録があり、アイルランドではそれ以前にすでに蒸留酒の製造が行われていたことが分かる。この酒が、15世紀の終わりごろ、キリスト教の宣教師たちによってアイルランドからスコットランドに伝えられた。スコッチ・ウイスキーに関する現存する最も古い記録は、1494年のスコットランド財務省の記録で、「修道士ジョン・コーに8ボルのモルトを与え、アクア・ヴィテを作らせた」と記されている。当初は蒸気を常温で冷やしていたので、得られるアルコールはわずかな量だった。16世紀に入ると、蒸気の通るパイプをコイル状に巻いて表面積を増やしたり、パイプを水中冷却するなどの技術が生み出された。また、当初は樽での熟成は行われず、ホワイト・リカーに近い状態であった。樽での熟成が行われるようになったのは次の密造時代になってからである。

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